リビングひろしま2013年1月7日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈9〉2013年1月7日(月)第1回これからのコミュニティー住民の声の声から小学校やスーパーを誘致 「自然に囲まれているのに不便を感じない」「JR瀬野駅とスカイレールで直結し、中心部へのアクセスや新幹線の利用が楽」と話すのは、「みどり坂」の住民。今年は東広島バイパスの一部が開通し、より便利になります。 魅力はそれだけではありません。団地内には「のんの・みどり坂保育園」があり、一昨年は「みどり坂小学校」が開校。街を離れることなく伸び伸び成長できる環境になりました。これらは住民が行政に働き掛けて実現したもの。スーパーマーケットも住民の声から誘致されました。企業も地域交流に協力 住民が街づくりを手掛ける「みどり坂」。そこには企業の取り組みも生きています。「分譲開始当時から住民の皆さまのコミュニケーションを大切にしてきました」と積水ハウスの森啓作さん。 光ファイバーをいち早く導入し、住人が情報交換できる専用HPを開設、意見交換会やイベントなども実施。結果が実り、今では町内会も発足、住民主導でさまざまな活動が始まっています。 なだらかな傾斜を生かした団地は、全戸南向きで日当たり良好。住宅は1区画が広く、庭が広く取れ、隣家との間にゆとりがあるのもうれしいところ。団地内には公園が9つもあり、子どもの元気な声やママたちのおしゃべりが響き渡ります。親も子どもも溶け込みやすい オープンな街 「20歳代でも家賃並みの支払いで購入できる家が多い。そのせいか子育て世代がほとんど」「引っ越してきたときはなじめるか不安だった。でも同世代のママが多く、仲間が自然とできた」「子どもの転校が心配だったけど、新しい小学校は転入が多く、すぐ友達ができた」。ママたちは新しい街ならではの魅力を感じているようです。ご近所の見守る目 「子どもが遊んでいるときや登下校時は、近所の人が見守ってくれるのが助かる」という声も。都心では失われつつある助け合いが生きていることが感じられます。 〝ご近所の見守る目〞は何よりのセキュリティですが、さらに団地内には複数のWEBカメラも。住民は映像を専用HPで見られるので、子どもたちの様子や交通渋滞などをチェックできます。 企業のバックアップでインフラが整い、住民一人一人が温かい絆を結ぶ。そして、時代の変化に合わせて住民自らが必要なものを考え、街の快適さを保ち続ける。「みどり坂」は、〝成長する街〞として今後も子育て世代に注目されそうです。住民自らがつくる〝成長する街〞―スカイレールタウンみどり坂 美しい緑と澄み切った空に抱かれる街「スカイレールタウンみどり坂」。子育てに最適な環境が整っていると、20〜40代の人に注目されています。住みやすさを実現した背景には、住民と、分譲・管理をする積水ハウスがともに〝街づくり〞に取り組んできた物語がありました。積水ハウス森啓作さん▲公園はファミリーやペット連れの人でにぎわいます▶さまざまな〝見守り〟のもと、子どもたちは学校へスカイレールは、利便性の高い交通機関であり、街の象徴子育て世代が中心 温かいつながりが持てる街 超高齢化社会を迎え〝夫婦共働き・かぎっ子〞がスタンダードの少子化が叫ばれる昨今。「地域との関わり方やライフスタイルの変化から、社会のニーズは大きく変わりました」と菊田さん。 特に問い合わせが多いのは、「高齢の両親の日常をしっかり見守りたい」という願いに応えた「ALSOKシルバーパック」などの高齢者向けのサービスだとか。ペンダント型救急ボタンやトイレのドアの開閉から異常を察知する「ライフリズム監視サービス」、かかりつけ病院・既住症などの情報の把握など、最新のセキュリティー機器と情報ネットワークを駆使して徹底サポート。離れて暮らす家族や地域の人々に代わって家族を見守る、新しいサービスとして注目されています。 入院・旅行などで長期間家を開ける際に便利な「るすたくサービス」は、スタッフによる留守宅の見回りや郵便物の整理などをカバー。一昔前の〝お隣さん〞の役目を担ったサービスです。 行政やコミュニティーの手の届かない部分を補い、もう一人の家族のように見守るサービスは、今を生きる人々の心強い味方になっています。 家族のように見守るネットワーク―警備のプロができること 地域全体が家族のようだった一昔前に比べ、人と人の結びつきが希薄になったといわれる今、「家を守る」「地域を守る」とはどういうことなのか―。現代社会のニーズに応える最新の警備サービスを提供する「ALSOK 広島綜合警備保障㈱」の菊田和秀さんに聞きました。ALSOK広島綜合警備保障㈱営業部次長 菊田和秀さん地域とともに 安心・安全な社会づくりに貢献最新のコンピューターテクノロジーと情報ネットワークで地域社会を見守りますコミュニティーの役割を補う警備サービス 学校への行き帰りで出会う、近所の人たちとの何気ないあいさつや、地域で持ち回りの交通安全活動…。コミュニティーには、子どもたちを守る、〝防犯〞という大切な役割がありました。 「隣の人が何をしている人か分からない、という人の多い現代社会では、コミュニティーが本来持っていた〝防犯〞という役割も薄れてきています」と菊田さん。そこで注目されるのが子ども向けの警備サービスです。 ALSOKでは、キッズケータイと組み合わせた「こども向けかけつけサービス」を提案しています。子どもが危険を感じたとき、キッズケータイの防犯ブザーを鳴らすと、同社に位置検索情報が通報され、家族に連絡が届くのはもちろん、希望する場合はガードマンが現場に急行。行政や地域団体などの手の届かない部分を補う、より身近な民間企業のサービスとして注目されています。地域の防犯意識・治安の底上げに貢献 近隣地域の防犯パトロールを毎月継続して行う他、〝ALSOKあんしん教室〞と称して、多くの小学校で子どものための防犯教室を実施しています。警備のプロとして培われたノウハウが、地域全体の防犯への意識・治安の底上げに役立てられています。「地域にしっかりと根ざし、安心・安全な社会づくりに貢献したい、それが私たちの願いです」▲市内の小学校で「あんしん教室」を実施し、子どもたちの防犯意識・地域の治安の底上げに貢献

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