リビングひろしま2013年5月25日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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2013年5月25日1548号次回発行は6月1日です無料発行〒730-0017 広島市中区鉄砲町5-16サンケイビル4階☎082(511)7700 082(511)7705 h-living@hliving.jpホームページ「リビングひろしま.com」 http://www.livinghiroshima.com/皮膚科でのイボ治療、セルフケアは2面首周りのイボ対策横山 寧恵先生大山皮ふ科クリニック 院長日本皮膚科学会 専門医、 坑加齢学会 専門医、広島県女性医師の会会員 首元のあいたファッションが多くなる季節。ふと首を見ると、ポツリと小さな突起物(イボ)が…。デコルテ(首周り)は年齢が出るといわれる部分なので、気になりますね。首のイボについて皮膚科医の横山寧恵先生にお聞きしました。vol.57ライター/中川泰子読者モデル/大渕留美さん(43歳・南区) 首周りや胸などに、1~2㎜くらいの小さな突起物がポツポツとできて、気になっている人が多いのでは。かゆみや痛みなど、特に嫌な症状もないけど、少しずつ増えて…。大きくなると衣服やアクセサリーに引っ掛かって邪魔になることも。「年だからしょうがない」と諦めて放っていませんか。 「イボのほとんどは良性で病気などの心配はありませんが、目立つところにあるとコンプレックスに感じる人もいますし、年齢を感じさせる要因にもなります」と横山先生。これらはなぜできるのでしょうか。つるり、 デコルテ美人イボの種類【老化・体質で】■軟性線維腫首周りや脇、乳房の下、太ももの付け根などにできやすい。肌色の柔らかいできものが盛り上がってくる■脂漏性角化症全身の皮膚に現れる。ザラザラとした茶色のイボで、脂性肌の人はなりやすい【ウイルス感染で】主に手足などに現れる。皮膚表面の傷などからウイルスが入り込むことでイボが増大。男性はひげのそり跡に発生することも。放置すると増え、身近な人にうつることも。早めの治療が必要に 「イボには大きく分けて老化・体質的な要因でできるものと、ウイルス感染によるものがあります」。首周りや脇にできるものの多くは前者。「大まかに言うと、首に出るイボには、肌色の柔らかい軟性線維腫と、茶色のザラザラした脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)があり、いずれも良性のものです」 紫外線のダメージ、アクセサリーや衣類・下着の摩擦による刺激も影響していると考えられます。どれも日常生活では避けるのが難しいものですね。「放っておけば消えるものではなく、できはじめると年月とともに増えます。有効な塗り薬などがないことから、予防も難しいのが現状」。しかしこれらのイボ、実は皮膚科で簡単に取れるのだそう。悩むくらいなら早めに受診し、肌も気持ちもスッキリ過ごしたいですね。★〝記事をさわろう〞電子新聞 ●プレミアムグルメ…4面、HIROSHIMAスタイル…6面、通信制サポート校…10面

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