リビングひろしま2013年6月8日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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2013年6月8日(土)〈8〉1面の続き私も“ウーマノミクス”私も“ウーマノミクス” 結婚後は、子育てに専念していた金子さん。次女の小学校入学を機に、近所で仕事を探し、飲食店でパートを始めました。同時期に、社会保険労務士の友人の依頼でビジネスマナーの講師をやることに。「昔の仕事を思い出し、やっぱり私は講師の活動をしていきたいと気付いたんです。どうすればいいのかと迷う中で、リビング新聞の自分発見セミナーに参加しました。ワンコインだし、講師の方がどんなセミナーをされるのかも興味がありました」と金子さん。 セミナーに参加して、より講師活動への思いが鮮明になり、自分発見セミナー講師の岡崎美紀子さんに相談。「ビジネスマナー講師をやる上で、〝褒める〞ことをテーマとしたコミュニケーションのセミナーについて教えてもらいました。本来は会社内での人間関係向上のために考案されたものでしたが、私は親子間で活用できるのではと思ったんです」 思ったらすぐに行動に移す金子さん。今は、親子向けセミナーを開催するために勉強を重ね、夢に向かって挑戦中です。ママに役立つセミナー開催へ向けてチャレンジ中自分発見セミナーとは?広島リビング新聞社が今年1月から毎月1回開催している「自分発見セミナー」。次回は6月25日(火)10:30~12:00に開催。参加費500円、定員先着12人※10面に関連記事あり子どもの変化 パートを始めて、姉には責任感が生まれ、妹は姉を頼るようになり、姉妹の絆が深まったよう。また、褒めるコミュニケーションをわが子で実践すると、今まで怒ることが多かったのに、自主的に動いてくれるように。姉妹でも性格が異なり、褒め方が違うのも興味深いです。夏休みは大変 パートを始めた昨年の夏休みは大変でした。昼食の準備をして出勤、パート後に急いで帰ると、家がぐちゃぐちゃ…。次女は初めての夏休みだったのに、宿題の管理をしてやれず。“お母さんが忙しそうで言えなかった”と言われて反省しました。5月の自分発見セミナーで、自身の体験談を話す金子さん小学生ママ 金子さんの場合 仕事を探していたとき、わーくわくママサポートコーナーを訪れると「保育園の話や抱えている不安、やってみたいことなどを聞いてくださり、心がスッキリしたんです。子育てしながら就職活動をしていいんだって、背中を押された感じがしました」と磯部さん。 同所が開催している「5日間の職場体験プログラム」にも参加。 「子どもを預けるのは初めてでしたが、託児が無料なのも魅力でした。5日間、午前10時〜午後3時まであり、働いたらこんな生活になるというのが体験でき、再就職への不安が和らぎました」 同時期に、パソコンやハローワークで求職。児童館の仕事を見つけ、学生時代に取った教職の資格を生かせるのではと応募。「面接では、小さな子どもがいて、そのリスクも話したので、まさか受かるとは思いませんでした。今思えば、自分の状況に自信を持ち、正直に話したのがよかったのかもしれません」 今の職場は午後からなので、午前中に家事を済ませて出勤。「病児保育を利用したり、実家の母や無認可保育園のサポートなども心強い助けになっています」最初の一歩は、働く生活を〝プレ体験〞1歳児ママ 磯部さんの場合再就職への不安 事務職で特別な資格があるわけでもなく、子育て中の自分を雇ってくれるところがあるのか心配でした。退職して半年もたつとパソコン操作に自信が持てず、自分がどれだけできるのかも不安でした。保育園はどうしたの? 10月から仕事が始まるのに認可保育園には入れず…。無認可保育園の遠足に参加してみると、子どもも楽しそうだし、園長先生の話にも共感して安心して預けられました。今年4月からは認可保育園に転入。磯部さんの相談に応じたわーくわくママサポートコーナーの相談員・加藤雅子さん(写真右)相談員・加藤さんのアドバイス 磯部さんは積極的で、職場体験プログラムを紹介すると「やります」と率先して参加されたのが印象的でした。近年、育児ストレスや教育費の不安などさまざま理由で再就職を希望する人が増えています。「どうしたらいいか分からない」という人も、まずは相談への一歩を踏み出してみては。

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