リビングひろしま2013年6月22日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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2013年6月22日1552号次回発行は7月6日です無料発行〒730-0017 広島市中区鉄砲町5-16サンケイビル4階☎082(511)7700 082(511)7705 h-living@hliving.jpホームページ「リビングひろしま.com」 http://www.livinghiroshima.com/伊藤 千賀子先生グランドタワー メディカルコート理事長。日本糖尿病学会、日本人間ドック学会専門医、広島県女性医師の会会員 健康診断、毎年受けていますか。 子育てや家事に追われ、「気付けば何年も受けていない」という人も多いようです。健康診断の大切さ、結果の生かし方を広島県女性医師の会会員の伊藤千賀子先生に聞きました。 健康診断の目的は、〝健康状態の分析〟。体の状態を数値で把握することで、病気の早期発見と予防に役立ちます。そのため、毎年継続して受けることが大切です。 毎年受ける意義はもう一つ。「数値の変化を比較し、結果をもとに生活を見直すことで、生活習慣病の予防ができます」と伊藤先生。「結果を見て『異常なし、良かった』で終わらせないで。LDLコレステロールなどの数値(下表)は、基準値内でも年々上昇していたら、生活習慣病予備軍だと思いましょう」。体重も、BMI基準値内であっても年々増えているなら、食生活を見直す必要があります。 「女性は自分が低血圧だと思っている人が多いようですが、そんな人に限って、意外と血圧が上昇しているケースも。塩分を控えるきっかけにしてください」。また近年は女性の糖尿病も増えています。ヘモグロビンA1cの値が高くなっていたら、食生活に注意。データを蓄積し、比較するためにも、毎年健康診断を受けておきたいですね。「生活改善はストレスを感じない範囲で大丈夫。お菓子や油ものを控えめにする、バス停を2つ前で降りて歩くなど、できることから始めましょう」検査項目何を調べる?チェックポイント身体測定BMI肥満度を表す指数。体重(kg)÷【身長(m)×身長(m)】で算出基準値(18.5~24.9、22が理想値とされる)内でも年々上昇していれば肥満に注意。低すぎる場合は将来骨粗しょう症に注意血液検査血中脂質HDLコレステロール(善玉)基準値内なら高めでも問題なしLDLコレステロール(悪玉)基準値内でも、年々増えていたら要注意。動脈硬化の可能性が高まります中性脂肪LDLコレステロールと合わせて数値が高くなっていると、動脈硬化に注意血糖空腹時血糖値基準値内でも高めだと糖尿病予備軍ヘモグロビンA1c(HbA1c) 過去1~2カ月程度の平均血糖値が分かります。直前に摂生しても数値が左右しないため糖尿病の早期発見に効果的血圧測定高血圧は、脳卒中、心筋梗塞、動脈瘤(りゅう)などの多くの生活習慣病のリスクを高めるため、特に注意。低血圧の人が高血圧に体質が変化していることも多いので、毎年変動をチェックしましょう調べた、分かった!調べた、分かった!チェックしておきたい項目の一例次号、休刊のお知らせ 平素より「リビングひろしま」をご愛読いただきありがとうございます。次週6月29日付号は、休刊とさせていただきます。次回の発行は、7月6日号《4日(木)、5日(金)配布》となります。ご期待ください。 広島リビング新聞社vol.582面に続くプラスの検査でモレなくチェックライター/吉本智子イラスト/銀杏早苗★毎日がもっと輝く彩り情報「えるナビ」…6面、プレミアムグルメ…8・9面、日帰り花火大会「今年もどど〜んっ」…16面健康モチベUP健康モチベUP健康モチベUP健康モチベUP

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