リビングひろしま2013年9月21日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈7〉2013年9月21日(土)今夜、ワインバーで 最近街中でワインバーの看板をよく見掛けます。「気になるけどワインのことよく知らなくて…」「女性だけだと入りにくい」と思っていませんか。ワインバーの楽しみ方を、JSA認定ソムリエの廣中祐二さんに聞きました。(左)イタリアの醸造家カンティーナ・ジャルディーノ氏のワイン。幼い息子さんが描いた絵がそのままラベルになっています。無邪気なタッチの絵は、見ているだけで楽しくなっちゃう(中央)フランスの醸造家・シモンビュッセ氏のブドウ畑は、馬を使って耕されているそう。ほのぼのとしたシーンが描かれています(右)フランス在住の日本人の醸造家・大岡弘武さんがつくった「LE CANON」。〝一杯やろう〟という意味で、気軽に楽しんでもらいたいという思いが込められていますワインの風味が引き立つ構造のグラス。「ワインは作られた土地、天候などよってまったく違う風味になります。同じものは一つとしてありません。その個性を生かすツールの一つがグラスです」と廣中さん。グラスの詳しい話を聞くのも楽しいですよこのバッジがソムリエの証 産地も銘柄も多様なワイン。メニューを見ても味が想像できず、迷ってしまう人も多いのでは。「まずはソムリエやスタッフに好みを伝えてください」と廣中さん。「難しい言葉は使わなくて大丈夫。甘いお酒が好き、渋みは苦手など、恥ずかしがらずに教えてください」。そこから会話を重ね、香りの好みや食べたい料理との組み合わせを考え、その人に合うものを提案してくれるそうです。思い切って〝お任せ〟しましょう。好みを好みを伝えて後は伝えて後は〝お任せ〟〝お任せ〟 ワインを出されたら、まずはそっとグラスを回して香りを楽しみます。その後、一口飲んで風味を堪能。一緒に食べる料理によって味の感じ方が変わってきます。「〝肉料理には赤ワイン〟といわれますが、固定概念にとらわれず試してください。最終的にはその人の好みが一番。料理によってワインが見せる表情を楽しんでください。ワインを入り口に、食べる楽しみ・飲む楽しみのバリエーションを増やしていってほしいです」料理と組み合わせて冒険しよう料理と組み合わせて冒険しよう ワインといえばフランスやイタリアが有名ですが、日本のものも味わってみませんか。「最近は日本のワインも個性が出て、世界的に評価が高くなってきました。今や北海道から九州までたくさんのワイナリーがあります。日本の風土を考えて作られ、優しさあふれる味わいが特徴。ぜひ試してみてください」。先入観を持たず、楽しくチョイスしてみて。ジャパニーズワインに注目ジャパニーズワインに注目 最近はワインバーに一人で訪れる女性が多いようです。スタッフとワイン談義に花を咲かせたり、静かに読書をするなど過ごし方はさまざま。「家でもお酒は飲めるのに、あえてワインバーを選ばれるということは、その空間や雰囲気の中で、自分らしく過ごすことを求められているのでしょう」。誰にも邪魔されず一人の時間を過ごす場所として、選ばれているのかもしれません。 「明日からまた頑張ろう、と気持ちのスイッチを入れ替えるような場所であればと思っています。気軽に入れるお店も増えていますし、構えずにカフェでお茶を飲むような感覚でワインを楽しんでください」。お気に入りの店でワインとともに自分と向き合う。そんな豊かな時間を持つのもステキですね。一人の時間を大切にするあなたへ一人の時間を大切にするあなたへ『PINACOTECA』ソムリエが選ぶワインとともに、気軽な料理が楽しめるワインバー。気に入ったワインは、姉妹店であるワインショップ「hanawine(ハナワイン)」で購入できます中区上八丁堀3-12新興ビル地下1階 ℡082-221-388417:00~24:00、日曜定休『hanawine』中区上八丁堀4-28 ℡082-222-668712:00~22:00、日曜と祝日定休ときめく時間の過ごし方秋号2面には気軽にワインが楽しめるスポットを紹介シュシュワインの名前やラベルに物語あり! ソムリエやスタッフに聞いてみましょうワインの風味が引き立つ構造のグラス。「ワインは作られた土地、天候などよってまったく違う風味になります。同じものは一つとしてありません。その個性を生かすツールの一つがグラスです」と廣中さん。グラスの詳しい話を聞くのも楽しいですよワインの名前やラベルに物語あり! ソムリエやスタッフに聞いてみましょう(カメラマン/光神精一)

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