リビングひろしま2014年2月1日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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2014年2月1日1578号次回発行は2月8日です無料発行〒730-0017 広島市中区鉄砲町5-16サンケイビル4階☎082(511)7700 082(511)7705 h-living@hliving.jpホームページ「リビングひろしま.com」 http://www.livinghiroshima.com/続きは2面へ 「子どもに携帯電話を持たせるなら、保護者も覚悟を決め、自身も学習する必要があります」と笹川さん。携帯電話やスマホは、使い方によってはとても便利な道具。ルールを守って賢い付き合い方ができるようになることは、将来子どもが社会人や親となる上でも大切です。 とはいえ近年、特にインターネットにつながることでのトラブルや、LINEなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)による極度な依存などが問題となっているのも事実。そうしたリスクを避けるためには、①使う時のルールを決める、②ルールが守れなかった時のルールも決めておく、③セキュリティー機能を活用する、などが大切です。初めて携帯電話やスマホを持たせる時は、そうしたルールを親子で話し合う良い機会です。広島市電子メディア協議会副会長 笹川進吾さん(60)高3の娘・高1の息子の父親親も親も〝〝覚悟と学習覚悟と学習〟〟をを②守れなかった時のルールも決める 次に、もしルールが守れなかった場合のルールも決めましょう。例えば、一定期間使用を禁止する、オーバーした料金はお小遣いから払う、などです。決めたルールは紙に書き出して、できればみんなの目につくところに貼っておくと、徹底しやすくなります。一度決めたルールは絶対ではなく、成長に応じて話し合いの上変更していってもOK。 未成年者が持つ携帯電話は、保護者の同意の上契約しているもので、子どものものではありません。よく「高校生くらいになったら、親の言うことなんか聞かないから」と言う保護者もいますが、持たせる以上は責任があります。日ごろから子どもにルールを守る大切さを教え、何でも話せる関係を築くことが最大のセキュリティーと言えそうです。〝〝ウチウチ流流〞〞でで いいこうこう!!子どもにスマホを持たせるなら「読者の“ウチ流”ルール」など※広島市電子メディア協議会では、青少年が電子メディアを利用する場合の問題点や適切な利用方法、その指導方法を啓発しています10:15 スマホを含む携帯電話の所持率は、中学生で45~50%、高校生では95%に上ると言われ、特に進級・進学や通塾が持たせるきっかけになっています。子どもの環境が変わる今、持たせるならどんな注意が必要なのか、広島市電子メディア協議会の笹川進吾さんに聞きました。 携帯電話を手にしたことで生活のリズムが乱れ、心身の成長に欠かせない「早寝、早起き、朝ご飯」の習慣が崩れることが心配です。これを防ぐには、時間を決めることが最も有効です。「○時以降はリビングの充電器に置く」などと決めると良いでしょう。 そのほか、右の「ルールの例」を参考に、ルール作りを進めてください。できれば一方的に決めるのではなく、親子で話し合ってお互いに納得のいくものに。絶対的なものは存在しないので、家庭環境や子どもの発達状態に合わせた“ウチ流”ルールで良いのです。「友達はこうだから」という子どもの言葉に流されるのではなく、逆に子どもが友達に「うちではこれが決まりだから」と言えるように、家庭の環境を作ることが大切です。①使う時のルールを 決める(ライター/吉本智子 イラスト/黒松晴美)アンケート結果は12面・充電器はリビングに置く・食事中は使わない・自分の部屋で使わない・ 夜( )時を過ぎたら利用しない・利用は1日( )分まで「時間」に関するルールの例・料金明細を親子で確認する・月に( )円以上使わない・ 勝手に会員登録やダウンロードをしない。親に相談する「料金」に関するルールの例・個人情報は書かない・悪口を書き込まない・ 知らない人からのメールには返信せず、親に報告する・ ネットで知り合った人に会わない「ネット」に関するルールの例★大人リビング「孫育てをアドバイス」…6・7面、早く見つけてしっかり治そう!「がん検診」…4面、えるナビ…9面

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