リビングひろしま2014年3月15日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
11/16
〈11〉2014年3月15日(土)屋上庭園のあるモデルハウス。暮らしやすい工夫もチェック東日本大震災から3年。あれから日本人の家づくりの考え方が変化しています。どんな住まいを選べば、災害から命や財産を守れるのか―。阪神大震災や中越地震でも傷を負うことのなかったWPC鉄筋コンクリート住宅を扱う百年住宅代表の中嶋文雄さんに、これからの家づくりについて伺いました。多くの家が津波で流される中、4.5mの津波に耐えたWPC住宅。土砂を受け止め、隣にある木造住宅も流されずに残りました住む人の命と財産を守る〝災害に強い家〟百年住宅西日本東日本大震災から3年4.5mの津波に耐えたWPC住宅百年住宅グループ代表中嶋文雄さん「日本の家を守りたい」WPC住宅によって守られた木造住宅東日本大震災後の現地の様子。もう二度と、悲しむ家族をつくらないために、百年住宅は〝強い家づくり〟に本気で取り組んでいます震災以降、時代は変わった! がれきにならない〝絶対に強い家〟が必要だ皆さん、鉄筋コンクリート住宅は高いというイメージを持っていませんか。百年住宅では、住みやすさを追求した企画住宅で、坪51.5万円から用意。「コンクリートの法定耐用年数は47年(木造住宅は22年)。まだローンが残っている状態で、建て替えや大幅なリフォームが必要になっては〝住宅貧乏〟になりかねず、いつまでもローンを払い続けることに。百年住宅は、35年構造躯体保証、地震保証、台風保証で、長期にわたり、住む人をお守りします。メンテナンス費用も最少限に抑えられるので、長い目でみると、決して高くはないと感じていただけると思います」と中嶋さん。 また、コンクリート住宅は暑い、寒いというイメージを払拭する、高性能断熱材「発泡ウレタンフォーム」を使用。地熱利用基礎との相乗効果で、夏涼しく冬暖かい住まいを実現。光熱費も抑えることができる経済的な住宅です。コンクリートの特長を生かした遮音性抜群のシアタールームや屋上庭園も魅力です。牛田アスタ住宅展示場では、モデルハウスを公開中。その住み心地の良さを体感しに出掛けてみては。 さらに今、百年住宅では、鉄筋コンクリート住宅着工棟数全国No.1(2012年住宅産業研究所調べ)を記念してキャンペーンを実施中です。「お客さまへの感謝の気持ち」を込めて、特別謝恩価格・感謝特典付きで提供します。限定3棟(先着順)なので、興味のある皆さん、早めに展示場へ。詳細は展示場で確認を。WPC鉄筋コンクリート住宅を展示場で体感鉄筋コンクリート住宅着工棟数全国NO.1記念キャンペーン実施中 編集3年前の東日本大震災の衝撃的な映像は今でも多くの人の心に深く残っています。また最近は記録的豪雨など異常気象による被害も多く、誰にとっても災害は他人事ではありません。災害から命を守り、家自体が〝避難場所〞になれば…。そんな家の実現は可能でしょうか。中嶋震災発生から2週間後に被災地を訪れました。そのとき、4・5mの大津波にも流されなかったWPC住宅を見て「被災地域の全ての住宅がWPC住宅であったなら、人々の命を守れたのでは」と、強く感じました。WPC住宅は非常に高密度で強い鉄筋コンクリートパネルを組み合わせて作り、1棟当たり180tもの重量があるから、津波でも流されなかったのです。「住む人の命を住宅が奪ってはいけない」とあらためて思っています。 編集百年住宅が、ここまで〝強い家〞にこだわる理由を聞かせてください。中嶋百年住宅が扱っているWPC鉄筋コンクリート住宅は、約50年の歴史があります。これまでも、最も災害に強い住宅はWPC住宅だという自負はありましたが、19年前の阪神淡路大震災が起こるまで、その重要性に私自身も気付いていなかったと思います。震災直後に訪れた被災地で調査してみると、WPC住宅495棟が窓ガラス1枚割れることなく、無傷の状態で残っていました。築28年の家もありましたが、全棟が無傷です。自信を深めたと同時に、絶対に強い家を建てることに使命を感じました。―WPC住宅はあの大津波でも流されていません阪神淡路大震災で無傷の家0120(089500)TEL:082(511)7200 FAX:082(221)7533東区牛田新町2-2-10-12 牛田住宅情報スクエア「アスタ」内営業時間/10:00~18:00百年住宅西日本(株)広島営業所東区スポーツセンターアストラムライン大芝水門牛田上野学園ホールアスタ展示場R183太田川R54〝安心〞を形にした保証とは 編集業界で他に例のない「35年地震保証」も、その思いから?中嶋その通りです。お客さまが長く安心して住めるよう、地震に強い家を造り、住宅メーカーがそれに責任を持つ。阪神淡路大震災後、東京大学との共同研究で振動台実験も行い、さらに強度を上げた構造躯体を造りました。この住宅なら地震保証できると確信し、3年前から始めました。 編集全壊したら建て替えるという保証は、リスクが高いのでは?中嶋とても大きな決断でした。もし倒壊するような家を建てれば、地震とともに会社が倒産しかねません。実際、地震保証をスタートさせようとした矢先、東日本大震災が起こり、地震は強い揺れだけではない、津波の被害からも家を守らなければ保証などできないと思いました。そこで、社員の半数を現地に派遣して調査。4・5mの津波にも被災地のWPC住宅は流されておらず、家の構造躯体はしっかりと残っていました。この事実をもとに検証を行い、導入に踏み切りました。―業界初の「35年地震保証」を実現編集被災地では、住宅のがれきが復興の妨げになっていましたが。中嶋地震でがれきになってしまうような住宅は絶対に建ててはいけない。それが私たちの使命だと思っています。家族を守るのが住宅の役目ですから。3年前に被災地で感じた思いは強くなるばかりです。編集広島県や国が、南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、多数の死者や建物の倒壊が起きると発表しています。家を建てる人の意識も変わってきているのでは。中嶋東日本大震災以降、被災した東北地方はもちろん、全国で地震に強い家へのニーズが高まっています。「広島は災害が少ないからと安心してはいられない」という声もよく聞きます。災害は起こらないことを願うばかりです。それでももし、広島で巨大地震が起こり、大きな揺れに襲われたら、阪神大震災や東日本大震災を耐えたWPC住宅の技術で、皆さんの大切な家族の命や財産を守る。それが、私が約束すべきことだと思っています。―地震でがれきになる家は絶対につくらない家を建てる人の意識も変化変化とは 昨年だけでも、6月にオクラホマ州で起こった巨大竜巻、7月に山口県萩市で起こった土砂災害、9月に埼玉県越谷市で発生した竜巻災害、10月に伊豆大島で発生した土砂災害と、4度も災害現場に足を運んで調査してきました。年々災害は巨大化していくような兆候を見せ、いつどこで発生してもおかしくはありません。決して他人事ではないことをしっかりと認識してください。 災害現場に行っていつも思うことがあります。日本は地震・津波、台風、竜巻、土砂災害とあらゆる災害が襲ってくる災害多発国でありながら、あまりにも災害に弱い住宅が多いということです。阪神淡路大震災では、地震発生からわずか15分で死亡者の92%の方が亡くなっています。住宅の倒壊による圧死が多く、命を守るべき家が、住む人の命までも奪っています。東日本大震災でもそうです。「地震に強い」をうたい文句にしている多くの住宅メーカーでさえ、津波の前にはなすすべもなく、無残な姿に変わり果てていました。多くの災害現場に足を運んだ中で、「災害にもっとも強い住宅は?」と問われたら、私はコンクリートパネル住宅を推薦します。もし南海トラフ巨大地震が発生したら、昨年9月の地震想定見直しで、広島県でも約1.5万人の死者が出ると予想されています。自分が、家族が被災者にならないために「住宅」は非常に重要な要素です。災害に強い家はあります。災害に弱い家を選び、あとで後悔することのないように選択してください。「あらゆる災害に全勝できる家」、これが家選びの一番のポイントだと思っています。被災地を訪れ、〝住宅と災害〟について調査・研究している防災住宅研究所所長の児玉猛治さんに聞きました防災住宅研究所所長児玉猛治さん
元のページ