リビングひろしま2014年4月19日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈11〉2014年4月19日(土)Q1000万円を貸していた友人が死亡しました。友人は2000万円相当の不動産を所有していましたが、他に多額の借金があったため、相続人は全員相続放棄の手続きを取りました。私は、どのようにして債権回収を行えばいいですか。A相続放棄の手続きを取れば、最初から相続人ではなかったことなり、相続財産を引き継がないばかりか、あなたへの債務も引き継がないことになります。民法は「相続人のあることが明らかでないときは、相続財産は、これを法人とする」と規定しています(相続人不存在も含む)。本件のように相続人全員が相続放棄をして、財産に対して権利を持つ人間がいない場合は、財産そのものが、会社などのように、人間ではないけれど権利・義務を持っている〝法人〞とみなされます。あなたは、相続財産に対する債権者ですから、相続財産への利害関係人として家庭裁判所に、〝相続財産という法人〞の管理人を選任するよう請求することができます。Qどんな手続きの流れになりますか。A家庭裁判所は、弁護士などを相続財産管理人に選任します。相続財産管理人は、目録を作成し、相続財産を管理します。不動産を競売により換価した後、申し出た債権者や判明している債権者に、その債権額の割合に応じて弁済します。あなたはこうした手続きにより、債権額の一部を回収できるでしょう。なお、相続財産清算などの後の未処分の財産は、国庫に帰属します。Q.相続放棄後の債権回収方法は?相談者/62歳(男性)弁護士 山下江さん相続や借金のトラブルは複雑。悩んだら専門家に相談をvol.14Q汗やニオイの原因とは?A人間は、体温を一定に保とうとする〝恒温動物〞です。気温上昇で体温が上がると、熱や汗を発する調節機能が働くため、ある程度の発汗は正常な働きと言えます。しかし精神的ストレスや食生活、ホルモンバランスの乱れにより交感神経が正常に働かなくなり、必要以上に汗が分泌されてしまう症状を多汗症と呼びます。一方ニオイの原因は、いわゆる「汗の臭い」と「ワキガ」に分けられます。前者は「エクリン汗腺」から出る汗、後者は「アポクリン汗腺」から出る汗が主な原因です。ワキガは正式には腋臭症と呼ばれ体質的なものと考えられています。「アポクリン汗腺」から出る汗に含まれる皮脂やタンパク質が、皮膚表面の常在菌によって分解され、強いニオイを発します。Q汗が気になる人には?A患部に「ボトックス」という薬剤を注射し、汗腺の働きを弱めて汗の量を抑える方法があります。ボトックスには汗の分泌を支配する神経をブロックする作用があり、軽度のワキガの改善にも有効です。注射だけで手や足の裏にも簡易に行え、3〜6カ月効果が持続します。10分程度の治療のため手軽に受けられます。アレルギーテストも必要ありません。Q汗もニオイも気になる場合は?A多汗とニオイの根本的な解消方法は、汗腺を減らすことです。今までは、手術によって汗腺を除去する方法しかありませんでしたが、ダウンタイムを伴い傷跡も残るため、ちゅうちょする方もいました。現在はダウンタイムが大幅に少ないマシン治療が登場。それが「ミラドライ」です。マイクロ波を照射するだけで、「アポクリン汗腺」「エクリン汗腺」の両方を破壊します。治療後に多少腫れる方もいますが、手術に比べてダウンタイムが少なく、また、壊された汗腺は再発しないため、長期間効果が持続することもポイントです。治験では1〜複数回の治療で発汗量が82%も減ったというデータも。より高い効果を得るには、2回施術するとよいでしょう。セルフケアで何とかしたい方には、長時間効果が持続する医療用制汗剤「パースピレックス」がお薦めです。汗を抑えたい部位(ワキ、手、足など)に塗布すると、汗腺内の水分に反応して角栓を作り、発汗を物理的に抑制します。1回のご使用で3〜5日間制汗効果が持続します。クリニックでは、ご自身の体質やライフスタイルに合わせたさまざまな解消法がご提案できます。まずは専門医に相談を。気温の上昇とともに汗やニオイが気になり始める季節です。制汗スプレーや汗パッドなどを使っても抑えきれなかったり、手入れが煩わしかったり…。この悩みを負担の軽い方法でしっかり解消する治療について、聖心美容クリニック・広島院の宮多和浩先生に伺いました。宮多和浩先生今年はもう汗とニオイに悩まない!少ない負担で高い効果 多汗症・ワキガのクリニック治療皮膚の断面図。聖心美容クリニックの資料より最新最新美容医療美容医療マイクロ波により汗腺を破壊する機器「ミラドライ」(右)。上の写真は「ミラドライ」での施術の様子医療用制汗剤「パースピレックス」四季折々の花々が楽しませてくれた庭は…朝に晩に通る道沿いの家に、屋根に届きそうな酔芙蓉(すいふよう)の木がありました。夏が近付くと、朝は真っ白な八重の花を開き、昼ごろにはピンクに変わり、夕方には真っ赤になるので、酔っ払ったという意味で、そう呼ばれるそうです。その花が咲くのをいつも楽しみにしていました。その他にも生垣の下からホトトギスの花やシラユキゲシがのぞき、ビョウヤナギが風に揺れ…。そばを通るたびに、どんな花が咲いているのかとワクワクしていました。昨年の秋ごろ、玄関脇にたくさんの本が紐で結ばれ、積まれていました。「捨てるのかしら。もったいなぁ」と思っていたら、年末に住宅会社ののぼりが立ち、その家が売りに出されたことを知りました。すぐに買い手がついたようで、「どんな人が買われたのかしら。お花の好きな人だといいけど」と思っていました。先日、その家に大きな車がやって来て、庭の木が全て切り取られ、掘り起こされました。その光景を少し寂しい思いで見ています。(安佐南区おだまき/66歳)小さな兄弟とお母さんのほほ笑ましい光景お母さんと小学生の兄弟2人が、スーパーから出てきました。子ども2人で1つの買い物袋を重たそうに、でも仲良く持っていました。お母さんは自分のバッグだけ。そのとき子どもが「お母さん、僕らが(荷物を)持って楽チン?」。「楽よ、ありがとね」とお母さん。ほのぼのとした光景に心が温かくなりました。(西区子はかすがい/54歳)海から山から田舎の春は食欲満開わが家では、寒のひじきは〝おふくろの味〞ではなく〝夫の味〞。先日も田舎に帰り、自ら冷たい海に入って重いひじきを陸に上げ、潮風に干してから、ゴミを取り除き、持ち帰ってくれました。圧力釜で8分、とても軟らかくおいしいひじきが出来上がりました。一緒に持ち帰ったワカメ、アオサはみそ汁に。色が真っ青になり、磯の香りが口いっぱいに広がります。山から取ってきてくれたのはツワブキ。皮をむき、魚と一緒に食べました。田舎の春は、海も山も食欲満開です。(南区食欲の春/62歳)優しかった兄の突然の訃報親代わりに私を支えてくれた兄が亡くなり、3カ月が過ぎました。とても頼りにしていた兄。あまりに急なことだったので、大きなショックを受けました。離れて暮らしていたので、なかなかゆっくり話すことはできませんでしたが、会えば充実した時間を過ごしていました。いつも季節ごとに野菜などを送ってくれ、うれしかったことを思い出します。兄が作った野菜だと思うと余計においしく感じたものです。生前、兄はボランティア活動をしていたとか。全く知りませんでした。人に好かれ、役立つことをしていた兄は、立派だと思います。長年兄を支えてくれた義姉にも「ありがとう」を言いたいです。(東区M子/68歳)激動の昭和を生きたお年寄りの話を聞いてふと自分が住んでいる町内を見渡すと、あの家もこの家もお年寄りばかりなのに驚きます。私自身も〝お年寄り〞の仲間ですが、自分の家にこもりきりで、地域から孤立している人が多いように思います。公園では、一人ぼっちで何時間も寂しそうにベンチに座っている人を見かけます。そして先日も、孤独死のお年寄りが発見されました。お年寄りは、それぞれに豊かな経験や知識を持っているはず。平成も26年になり、昭和の記憶は次第に忘れ去られています。昭和の時代は、戦争、空襲、原爆、敗戦、高度成長期と、激動の時代でした。日本が再び戦争を繰り返し、国全体が破滅に向かわないためにも、また高度成長期の日本の元気さを知るためにも、お年寄りから話を聞く場があってもいいと思います。若い世代との交流が深まり、〝お年寄りの孤立〞という問題も解消されるのではないでしょうか。(西区S・S/69歳)◇おわびと訂正本紙4月12日号7面エレガント・レシピ内の「LGダンス教室」の記事で、携帯電話番号に間違いがありました。正しくは、☎090(4109)3424です。おわびし訂正します。広島リビング新聞社毎日、イタズラばかりしているモコ。でも、とっても可愛らしい家族です。元気に長生きしてくれることを願っています。(安佐北区/いくんぬ)★読者の広場/このコーナーは、皆さんが主役。皆さんの、「家庭で起こった笑えるハプニング」「心癒やされるエピソード」など、日々の中で感じた身近な出来事や日ごろ感じていること、掲載されたお便りへの意見、「教えて」などのお便りを募集します(要約することもあります)。〒730-8559(住所不要)広島リビング新聞社「読者の広場 ○○○○」係FAX082(511)7721Eメール=h-living@hliving.jp★謝礼/「教えて」「ペット」以外のコーナーの採用者の中から抽選で3人に、図書カード500円分をプレゼント。※ニ重投稿などないよう、マナーを守ってご投稿ください。上記いずれかでも記載漏れがある場合、掲載できません★PETコーナー/自慢のペットの写真を募集しています。50字以内で楽しいメッセージを添えて応募してください(写真は返却なし)。携帯電話での応募は写真サイズを980×640ピクセル以上で。★「教えて」&「お答えします」コーナー/「余った野菜の簡単調理」「お茶のおいしい入れ方」など、教えてほしいと思っていることはありませんか。「教えて」コーナーでは、日常にある疑問・質問を募集しています(謝礼なし)。また、その疑問・質問への回答も募集します。みんなの知恵を集めて解決しましょう。★お便りお待ちしています★あて先★お知らせ★「リビングひろしま」4月5日号で「スマホでパチリのテク!」を特集したのを機に「HAPPYフォトコンテスト」を開催。「みてみて広島」で写真を募集しています。家族やペット、グルメ写真などをスマホやデジカメ、一眼レフでパチリ。左のバナーが目印です。期限は5月10日(土)まで。リビング新聞の口コミサイトhttp://www.mite-mite.info/te-miteinfo

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