リビングひろしま2014年5月24日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈13〉2014年5月24日(土)長く使うものの見直しは節約効果大まずは請求書で利用状況を確認 消費税が8%になり、その変化を、じわりと感じる日々。そろそろ4月分の携帯電話料金の請求書が届く時期ですが、スマホやケータイ、タブレットなど、月々の通信費はかなりの負担なのでは? そこで、ファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんとITライターの鈴木麻里子さんに、それぞれの視点から、今すぐできる家計の通信費の節約術を聞きました。「携帯電話代は、月によって使い方が変わり、請求金額が一定しないこともしばしば。また、家族で携帯電話会社が異なるため、節約に限界があるケースもあります。携帯電話会社を統一したり、不要なアプリや端末の契約を整理することも節約の第一歩。半年に一度はショップに足を運んで、料金プランを見直すことも大切です。進学や就職など家族の生活スタ通信費節約の第一歩は家族で使い方を共有すること数多くの家計を診断している八ツ井さんによると、家計の通信費の割合は確実に増えているとのこと。「1997年以降、家計収入は下降傾向にもかかわらず、通信費は上がり続けています(厚生労働省の賃金構造基本統計調査より)。これは、スマホの普及とも関係していますが、今や携帯電話は幅広い世代でコミュニケーションツールとして重要な存在。子どもにとっても、家族や友達との連絡や就職活動などに必要ですが、多くの親がその利用料を支払っているのが現状。いわば〝隠れお小遣い〞になっているのです。子どもが使いすぎると、通信費の支払いの額も当然増えるので、家族で話し合って使い方の情報を共有することが節約のポイントです」国内初の音声通話定額制&パケット共有プランが登場ITライターの鈴木さんが注目するのは、6月1日(日)からスタートするドコモの新料金プラン。いったい、どのような節約が期待できるのでしょうか。「ドコモが今回、国内で初めて、音声通話定額制〝カケホーダイ〞をスタートします。仕事や友人との連絡で音声通話を利用することが多く、通話料が悩みだった人には、月々の金額が定額になるのでメリットがあります。パケット通信費については、家族全員でパケット通信量を共有できる〝パケあえる〞というサービスを導入。家族の利用状況にあわせたプランを選ぶことにより、ムダを抑えられます。また、ドコモの契約年数に応じた割引も登場したので、長期のドコモユーザーは要チェックですね」新料金プランはシンプルな料金体系で支出を固定化「5月15日から予約を開始しているので、今が見直し時。通話の基本プランとパケットパックをセットで利用することにより月々の支出を固定化イルが変わったときと、現行よりもいいプランが出たときが見直しのベストタイミング。保険商品の見直しと非常によく似ています。携帯電話のような〝一生涯費目〞の見直しは、家計の節約に大きな効果をもたらします。まずは、3月分の請求書と届いたばかりの4月分を比べてみて、通話料やパケット使用量など、今のプランに無駄がないかを把握することから始めましょう」八ツ井慶子さんファイナンシャル・プランナー(CFP)。生活マネー相談室 代表。宅地建物取引主任者。日本証券アナリスト協会検定会員。リビング新聞の「八ツ井慶子の家計簿拝見」でおなじみ鈴木麻里子さんIT系や家電関連などを得意とするフリーライター。睡眠改善インストラクター、フードアナリストでもある。主な著書に「Facebook仕事便利帳-情報も人脈も得る180の活用法」など請求書を見比べて家族の利用状況をチェック!月々の携帯電話料金の見直しは生活費節約の効果大今すぐできる家計の節約術~通信費編~できるので、出費が見通せます。月々3万円近い支払いをしている家庭なら、7000円〜8000円程度の節約が実現できるかも(左図参照)。携帯電話料金に関するユーザーの悩みに応えたこの手の料金プランが、業界の新たな主流になっていくと思います。まずは、ドコモのホームページでシミュレーションしてみてはどうでしょうか」。スマホ/ドコモ歴16年父ケータイ/ドコモ歴8年母スマホ/ドコモ歴3年兄ケータイ/ドコモ歴3年妹2万円(12GB)3000円0円3000円0円2500円0円2500円0円(主回線)(子回線)(子回線)(子回線)基本使用料+インターネット接続サービス料(カケホーダイプラン スマホ/ケータイ ※定期契約)通話料パケット料(シェアパック10:10GB)割引サービス合計AFTERずっとドコモ割(-1000円)9500円 シェアオプション1500円(500円×3)U25応援割 -500円×2+ボーナスパケット1GB×2とは異なります。別途、付加機能使用料、ユニバーサル料などがかかります ※この記事は、2014年5月8日現在の情報をもとにしています(金額は税別) ドコモのスマホ2台、ケータイ(フィーチャーホン)2台の家族の月額利用料比較例ファイナンシャル・プランナーに聞きましたITライターに聞きました基本使用料+インターネット接続サービス料通話料パケット料合計1710円1500円5700円2万7426円(10GB)1800円1500円372円1710円1500円4700円1234円1500円4200円BEFOREシミュレーションしてみました通話するなら「カケホーダイプラン」。国内通話(固定電話/携帯電話)がかけ放題に。しかも、相手の携帯電話会社はどこでもOK複数の端末でデータ通信量を分け合える「パケットパック(パケあえる)」。データ通信量が多い月は1GB(1000円)単位で追加可能(有料)家族の中で最も長い利用年数に応じて毎月最大2000円割引になる「ずっとドコモ割」も登場25歳以下の人は、毎月500円割引。さらに毎月ボーナスパケット1GB(1000円相当)がもらえてお得な「U25応援割」ITライターが注目するドコモの新料金プランの特長※「BEFORE」のパケット容量は分け合えません〈シェアパック10の場合〉※広島の映画のことなら☎082-241-7711☎082-546-1158☎082-241-1781☎082-231-1001☎082-261-1310☎082-561-0600☎050-6868-5030☎0570-002-109シネツイン本通り八丁座 壱・弐サロンシネマ横川シネマイオンシネマ広島広島バルト11TOHOシネマズ緑井109シネマズ広島ぼくたちの家族監督:石井裕也 出演:妻夫木聡、原田美枝子 ある日、重度の物忘れにより病院を受診したところ、余命1週間と宣告された玲子(原田美枝子)。玲子の病気がきっかけで、家族の問題が次々と噴出していく中、長男・浩介(妻夫木聡)、次男・俊平(池松壮亮)、夫・克明(長塚京平)は家族最大の危機を乗り越えるため団結せざるを得なくなり…。等身大の家族を描いた同作。いつかは訪れる家族との別れや、存在の大きさについて考えるきっかけになるはず。実話をもとにした同名小説の映画化。監督は「船を編む」で日本アカデミー賞最多6部門を受賞した石井裕也監督です上映館:❷※都合により内容が変更になる場合があります。上映時間は各劇場、ホームページを確認してください5/24㈯~公開❶❷❸❹❺❻❼❽

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