リビングひろしま2014年11月8日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈7〉2014年11月8日(土)新甲さなえ女性クリニック院長 新甲さなえ 先生広島大学医学部卒業後、土谷総合病院、呉医療センター産科科長などを務め、2007年から現職。日本産科婦人科学会専門医。子宮頸がんの予防や思春期の健康教育に取り組むホットフラッシュ、骨粗しょう症、肩こり、冷えなどの不調は40代からの女性ホルモンの激減に理由があります女性に頼もしい味方、大豆由来成分「エクオール」に注目45〜55歳で女性ホルモンが減少心身に不調が現れます「女性ホルモンの『エストロゲン』は、女性の体のエンジンオイルのようなもの。エンジンオイルが足りない車は正常に走行できなくなりますよね。このような失調がまさに更年期に相当します」と説明する新甲先生。更年期は閉経を挟んだ前後約5年、45〜55歳ごろ。年齢を重ねて卵巣機能が衰え、女性ホルモンが急激に減って自律神経などのバランスが崩れ、不調を引き起こします。ホットフラッシュや体の冷え、肩こりなどさまざまな症状があり、肌のハリや潤いの減少も見られます。「人により症状に強弱はあっても、更年期は誰もが通る道。怖がらないでほしい」と先生。そして「栄養バランスのとれた食事が大事。さらに運動を継続することで代謝がアップします。ウオーキングは手軽でストレス発散にもなり、リラックスできますよ」近年の研究で、「大豆イソフラボン」の一つ「ダイゼイン」を腸内細菌が変換してできる「エクオール」が、女性ホルモンのエストロゲンと近い働きをすることが分かりました。「しかし、研究により『エクオール』に変換できる腸内細菌を持っているのは、日本人の約半数と判明しました」最近では「エクオール」を産生できるかどうかを尿を使って簡単に測れる検査も開発されました。「更年期障害の緩和にはホルモン補充療法が効果を現しますが、副作用や乳がんリスクにハードルを感じる方もいます。『エクオール』を作れない場合、『エクオール』をそのまま摂取することは新しい選択肢として期待ができますね」更年期は子どもの巣立ち、退職、介護などが重なり、自分の体力や容姿の衰えも気になってマイナス思考になりやすい年代。環境の変化が強いストレスを生み、更年期障害を悪化させることもあります。「我慢や無理をして、頑張れない自分を責めている人も多い。話を聞いてあげ、労りの言葉をかけるだけで、気分女性ホルモン「エストロゲン」に近い働きをすると話題の大豆由来成分「エクオール」。〝スーパーイソフラボン〞とも呼ばれています。新甲さなえ女性クリニックの院長、新甲さなえ先生に、女性ホルモンの働きについて聞きました。家族の労りの言葉も大切人生の後半を元気に豊かに「エクオール」の摂取によってホットフラッシュの頻度や骨密度の低下が抑えられ、抗酸化作用などを介して美肌へ導くというデータもあります。が前向きになります。家族との関わりも大切にしてほしいですね。女性の平均寿命は80歳代、閉経後に30年もあります。ホルモンが減ったことで人生を楽しめないなんてもったいない。人生はまだまだこれからですよ」と新甲先生。一人で悩まず、専門医に相談して、後半の人生を前向きにスタートしましょう。エストロゲンと特に近い働きをする「エクオール」ただし、自分で作れない人が半数も!出典:menopause management;13(4) :12-17,2004エクオールができるまで〔レプリカ像/目尻のシワ〕摂取前プラセボ群(偽成分)エクオール10mg/日群12週間後出典:Oyama.A. et al. Menopause,19(2):202-210.2012目尻のシワの面積が改善 「創業するってどんなことなんだろう」「どんな心構えが必要なの?」「何をしなければいけないのかな」。創業に興味のある人、また詳しく知りたいという皆さん、創業入門セミナーに参加してみませんか。 県立広島大学、ひろしま産業振興機構、日本政策金融公庫では、創業に関心のある学生、教員、一般の人を対象に、11月26日(水)に「創業について学んでみよう!〜夢をカタチに〜」を開催します。会場は県立広島大学広島キャンパス。参加は無料です。 セミナーでは、経営コンサルタントの藤田悠久雄さんが、創業に必要な心構え、基礎知識を分かりやすく解説します。創業をより身近に考えるきっかけになるはずです。詳細はHPで確認してください。11月26日(水)「創業について学んでみよう!~夢をカタチに~」 受講無料「創業ってどんなこと?」に答えるセミナー共催/県立広島大学、(公財)ひろしま産業振興機構、日本政策金融公庫http://www.pu-hiroshima.ac.jp/講師の藤田悠久雄さん(有限会社ウェーブ)。経営コンサルタント。中小企業診断士、販売士の資格を持ち、販売促進や従業員教育などのコンサルティングの他、セミナー講師としても活躍。「元気の出る講演」が好評です創業について学んでみよう!11月26日(水)開催第1部14:40~16:10成功する創業者とは①「夢」をカタチに!②創業者に求められること ・成功する創業者の特徴 ・ 求められるリーダーシップ能力第2部16:20~17:50成功する創業とは①成功する創業の条件②事業アイデア創出の方法③創業の流れ④ 事例に学ぶ! 創業成功の秘訣(ひけつ)■ 会場/県立広島大学 広島キャンパス2313講義室(南区宇品東1-1-71)■ 定員/100人(先着順)※定員になり次第締め切り■ 対象/創業に関心のある学生・教員・一般の人(専門家の参加は遠慮を)■ 申し込み締め切り/11月21日(金)■ 申し込み/申し込み用フォーム、Eメール、FAXのいずれかで申し込みを ・フォームhttp://goo.gl/2meSJ1 ・FAX082(251)9405 ・Eメールrenkei@pu-hiroshima.ac.jp■ 問い合わせ/☎082(251)9534県立広島大学地域連携センター(南区宇品東)「夢」をカタチにするための基礎知識を学びましょう日頃の思いを五七五にのせて 大賞には副賞1万円も!第3回「主婦川柳コンテスト」 今年を振り返って11月24日(振休)締め切り 家族で気軽に応募を背そむいても弁当カラに する息子テーマはⒶ「今年1年の喜怒哀楽」とⒷ「節約」から選択を。今年4月には5%から8%への消費税増税がありました。家計を預かる主婦の皆さんは、知恵を生かした節約術を実践されたり、はたまた「これは失敗だった」というエピソードもあるのではないでしょうか。この1年、子どもや孫との思わず笑える話や、夫婦・家族間のユニークな出来事、地域の皆さんとの助け合いなど、心に残る思い出を川柳で表現してみてください。応募作品の中からリビング賞を選定し、大賞受賞者には1万円分の商品券、準大賞(3人)には5000円分の商品券を進呈。受賞作品は紙面などで紹介します。もちろん、男性の応募もOKです。複数応募も可。締め切りは11月24日(振休)消印有効。ぜひチャレンジを。問い合わせ☎082(511)7720広島リビング新聞社編集部第3回「主婦川柳」11月24日(振休)締め切り■応募要項/①オリジナル川柳(未発表の作品に限る)、②川柳のテーマ(Ⓐ「今年1年の喜怒哀楽」・Ⓑ「節約」のどちらかを明記)、③作品のエピソード、④氏名(ペンネームがある場合は別途記載)、⑤年齢、⑥住所(〒)、⑦電話番号を明記■はがき/〒730-8559(住所不要)広島リビング新聞社「主婦川柳」係■FAX/082(511)7721 ■メール/h-living@hliving.jp※FAX・メールは件名を「主婦川柳」に■HP/「リビングひろしま.com」で検索を※応募者の個人情報は同コンテストの発表や謝礼の送付などに利用※作品は広島リビング新聞社に帰属します第2回の「リビング大賞」受賞作品(春風ウララ・43歳・女性)2014年もあと2カ月弱。皆さんにとってどのような1年でしたか。広島リビング新聞社では、今年を振り返って川柳で表現する、第3回「主婦川柳コンテスト」を実施します。

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