リビングひろしま2015年3月7日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈11〉2015年3月7日(土)広島県立西条農業高等学校PTA(東広島市)では、昨年、PTAと学校が積極的にコミュニケーションを図りながら相互理解を深める活動が評価され、「優良PTA文部科学大臣表彰」を受けました。「保護者は、学校の教育方針を理解する。学校は、社会環境や保護者の状況を理解する。お互いを理解し一緒になって、子どもたちの生きる力を育んでいます」と、会長の西本博之さんは語ります。PTAでは、保護者と学校との接点を増やすことが、互いを理解する早道とし、学校の施設見学会や文化祭のサポートなどを行っています。施設見学会では、各学科の施設と畜産農場を見学していて、年々参加者が増えています。「子どもたちの学習環境がよく分かる」「この学校へ行かせてよかった」と、多くの保護者が満足。さらに文化祭では、近隣に住む人たちも招待し、学校を理解してもらう絶好の機会となっています。また、教育内容や生徒指導方針、災害時の対応などを保護者もきちんと理解できるよう、「西農生の心得」を生徒手帳として作成し、生徒と家庭に配布しています。この心得には、学校やPTAからのプリントを受け取るたび、保護者が確認印を押すページが一緒に付けられています。保護者が確認印を押すたび、生徒も保護者も、この手帳に記載されている内容が目に入るという仕組み。常に、教育内容や生徒指導方針を意識してほしいとの願いからです。広島市立神崎小学校PTA(中区舟入中町)では、地域の福祉や教育の進展に、長年取り組んできた功績がたたえられ、昨年度「日本PTA全国協議会会長賞」を受賞。現在、〝笑顔輝け!神崎っ子〞をスローガンに、地域を巻き込んで運動を進めています。この取り組みについて会長の村田貴信さんは、「〝品格とたくましさを兼ね備えた日本人の育成〞〝志を高く持ち、生き方の美しい日本人を育てる〞ことを目的に、地域と学校、家庭が連携して、少なくとも30年は継続し、50年後に花開き、100年後に豊かな実りを迎えるという、永続的な運動を目指しています」。昨年度の活動は、①はっきり返事をする、②進んであいさつをする、③はきものを丁寧にそろえるとした、「躾(しつけ)の3か条」を徹底させました。PTAでステッカーを作り、各家庭と各園へ配布。幟は、町内会に購入してもらって町中に設置。その取り組みは、シンプルで誰にも分かりやすく、ステッカーや幟で〝見える化〞することを意識しました。成果はすぐに現れ、児童はもちろん、それを見た未就学の子どもたちも真似をし、さらに大人たちが、自分を顧みて靴をそろえるようになったそうです。今年度は、「神崎っ子の誓い」を制定。ランドセルの側面に取り付けられるように、PTAでカードを作成しました。子どもたちにとっては、行動規律に、そして学校・保護者・地域にとっては、地域共通の指導目標となっています。高校…学校の取り組みを理解してサポート小・中校…地域と連携した取り組みづくり 前回(2月21日号)は、PTAの役割について考えました。必要な組織でありながら、関わりたくないと思う保護者が多い中、学校と一緒になって積極的に活動を行っているところもあります。そんな2つのPTAを紹介します。みんなで考えよう2回にわたってPTAの役割を考えました。あなたの学校のPTAはいかがですか。記事へのご意見や感想は、編集長ダイレクトeメールへ。hensyucho@hliving.jp保護者と学校が、理解を深めるための活動を重視広島県立西条農業高等学校PTA地域を巻き込んでの活動は、誰でも〝見える化〞でシンプルに広島市立神崎小学校PTA文化祭(餅つきなど)保護者を招いての施設見学会第2弾 子どもの成長には、学校と保護者が足並みをそろえ、同じ方を向いて取り組んでいくことが必要だと思います。西条農業高校では、保護者がプリントを受け取った際に必ず確認印を押すことをPTAで徹底しています。最初は戸惑った保護者も、こうした活動を通して、「学校や子どものことについて関心が高まった」「プリントを読むことで、自分も成長できた」という満足感が得られています。さらに、部活のプリントを見て、試合の応援に行く保護者が増えたことで、生徒たちのモチベーションも高まるという良い連い連鎖が生まれています。広島県立西条農業高等学校PTA会長西本 博之 さんPTA活動にとって大切なことは? PTAだからできることは?広島市立神崎小学校PTA会長村田 貴信 さん 神崎学区は地域の絆が強く、学校に対して協力的な土地柄です。学校やPTAの取り組みをしっかり理解して、物心両面で支えていただいています。学校行事にも多くの地域ボランティアが参加。また、入学前の子どもやその保護者に対しては、町内会や子ども会から声を掛け、地域行事への参加を積極的に呼び掛けています。地域ぐるみで子どもたちを見守り、育てようという気概を感じます。PTAや地域活動を行う大人を見て子どもが育ち、親となって次代の子に見せる…。そういう好循環を神崎で実現したいといと思っています。(手に持っているのは、「躾の3か条」のステッカー)カー)「神崎っ子の誓い」と「躾の3か条」のカードが、ランドセルの側面に付けられています靴がきちんとそろえられるようになりました。そろえられないのは大人の方かも?(点線内)上野の森美術館では、第28回「上野の森美術館・日本の自然を描く展」を開催します。この展覧会は美術の啓蒙と普及を目的に、プロ・アマ問わず、絵を描く人たちが対象。気軽に参加でき、楽しい作品発表の場となるような展覧会を目指しています。日本画・油絵・水彩画・版画などさまざまなジャンルの作品を募集。会期7月4日(土)〜23日(木)会場上野の森美術館巡回展原田の森ギャラリー(神戸)出品作品▽自由部門=人物、静物、海外風景など対象は問わず▽課題部門=「日本の自然」出品規定写真を除くF10号(53・0㎝×45・5㎝)までの平面作品。種別は問わず。外寸59・0㎝×51・5㎝以内の額縁使用出品手続き出品料は1点9500円、2点1万2500円。1人2点まで(別途作品返却料2500円がかかります)応募資格16歳以上。経験などは問いません応募方法ハガキかファクスで〒住所・氏名・電話番号明記、〒110―0007台東区上野公園1ノ2、上野の森美術館「日本の自然を描く展」L係へ送付。折り返し応募要項が送られます作品搬入直接搬入=4月20日(月)・21日(火)に上野の森美術館(JR上野駅公園口から徒歩3分)へ。作品、出品用紙、出品手数料を持参▽委託搬入=アートパック申し込みは、インターネット、FAX、ハガキで。委託搬入手数料3000円入選・入賞発表全応募者に封書で連絡審査委員上村淳之・笠井誠一・入江観・川村良紀・柳澤紀子・真壁輝男・金山桂子・遠藤彰子・樺山祐和・川﨑麻児・水野政一※敬称略賞▽上野の森美術館賞▽文部科学大臣賞▽東京都知事賞▽サンケイリビング新聞社賞ほか問い合わせ☎03(3833)4191℻03(3836)0066▽主催/(公財)日本美術協会・上野の森美術館、フジサンケイグループ▽後援/文化庁、東京都27回上野の森美術館賞(課題部門)「郡上八幡の夏休み」水野政雄第28回「日本の自然を描く展」日本画・油絵・水彩画・版画などを募集巡回展 西日本展9/22(火・休)~27(日) 原田の森ギャラリー(神戸)上野の森美術館http://www.ueno-mori.org/「リビングひろしま」を皆さんのもとにお届けして、今年で35年。広島リビング新聞社では、読者の皆さんの「リビングひろしま」との思い出を募集しています。「ビバ赤ちゃんに載った娘が今では母に」「おかずレシピをストックして日々の料理に活用」「交差点で譲ってもらった制服を着て高校に通った」「読者モデルとして紙面に載った」「社員も知らないようなリビンググッズを持っている」「イベントでインタビューされた」など、「リビングひろしま」にまつわるエピソードを教えてください。写真があれば一緒に応募を。4月に紙面で紹介する予定です。採用者の中から抽選で4人に図書カード500円分をプレゼントします。テーマは「私とリビング」あなたとリビングひろしまの思い出を大募集抽選で図書カードプレゼント■応募要項/「リビングひろしま」にまつわるエピソード(200文字前後)、住所(〒)、氏名(ペンネームがある場合は別途記載)、年齢、電話番号を書いて、下記へ応募を。・はがき=〒730-8559(住所不要)広島リビング新聞社「私とリビング」係・FAX=082(511)7721・メール=h-living@hliving.jp※FAX・メールは件名を「私とリビング」に・HPからの応募もできますhttp://www.livinghiroshima.com/※個人情報は発表や賞品の送付などに利用。内容について掲載前に連絡させてもらう場合もあります■問い合わせ/☎082(511)7720弊社編集部「えび天」や「広島菜音戸ちりめん」など多彩なむすび(82円〜250円)の中から、好きなもの7個をプレゼント外はしっかり、中はふんわりのやさしい味わい「手むすび膳七」のこだわりおむすびひろしま駅ビルASSE地下1階「手むすび膳七」営業時間/7:00~21:00 ☎082(567)3100締め切り・必着/3月12日(木) 住所(〒)、氏名、年齢、電話番号、本紙への意見・感想を書いて右記へ。当選者には、当選はがきでお知らせ。商品は店頭での受け渡しとなります ※当選者は「みてみて広島」で賞品の感想を報告すると、ダブルチャンス!「うまもんプレゼント3/7号」係はがき▶〒730-8559 広島リビング新聞社H P▶http://www.livinghiroshima.com 「手むすび膳七」のおむすびは、すべてスタッフが店内で調理。米の一粒一粒の間に空気を含ませた、〝外はしっかり、中はふんわり〟の仕上がりは、手むすびならではの細やかな心配りから生まれます。もちろん米にもこだわり、白米は世羅産コシヒカリ、玄米は新潟産ミルキークィーンを使用。20種類以上の中から、どれにしようか選ぶのも楽しいですよ。プレゼント7人に

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