リビングひろしま2015年3月14日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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〈9〉2015年3月14日(土)「こころ西風梅苑」の一般公開は今年で2回目。第14回「ひろしま街づくりデザイン賞」花と緑部門賞を受賞し、昨年は約2万人が来場。その美しさに魅了されました。この梅苑づくりを指揮したのは、日本を代表する桜守(さくらもり)・第16代佐野藤右衛門(とうえもん)さん。約1000坪(3318㎡)の敷地内に紅梅・白梅・しだれ梅など約200本が咲き誇ります。中でもその風格ある姿に圧倒されるのが、樹齢100年以上の木々。200年、300年を超える古木もあり、それらを藤右衛門さん自らが角度までこだわって移植したそうです。園内を散策するなら、足元の敷石にも注目を。京都の桂離宮と同じ「あられこぼし」という手法を用いたエリアや、ハート型の石、梅の花が咲いているように見える貴重な石も点在しています。ぜひ、親子で楽しみながら探してみては。西風梅苑は、道路を挟んで東と西に構え、一対になっています。東側では、しだれ梅と竹などが楽しめ、西側には梅の大木がずらりと並びます。梅だけではなく、天に向かって伸びやかに立つ孟宗竹(もうそうちく)、あでやかな牡丹(ボタン)なども、優美な景色を生み出しています。特に繊細な竹は移植が難しく、藤右衛門さんがほれ込んだという約2億5000万年前の芸北の土を一面に敷き詰めて移植したそうです。世界中に日本庭園を作庭し、数々の勲章を手にした藤右衛門さんが、1本1本植えた梅が身近に鑑賞できる〝西風梅苑〞。普段は貴重な木々のため非公開ですが、3月22日(日)までの期間限定で一般公開。無料で楽しめますよ。春の行楽に趣のある梅の木々を見に行きませんか。春を感じる〝西風梅苑〞一般公開春を感じる〝西風梅苑〞一般公開春を感じる〝西風梅苑〞一般公開 春に先駆けて咲き、 春に先駆けて咲き、清雅でふくよかな香りに清雅でふくよかな香りにうっとりとする〝梅〞。うっとりとする〝梅〞。西風新都のセントラルシティ西風新都のセントラルシティ「こころ」内にある「西風梅苑「こころ」内にある「西風梅苑(せいふうばいえん)」が、(せいふうばいえん)」が、3月3月2222日(日)まで期間限定で日(日)まで期間限定で一般公開されます。一般公開されます。入場無料昨年は2万人がその美しさに魅了!世界に名をはせる作庭家による梅苑京都迎賓館 庭園(京都府)西広島開発庭園内はフラットで散策しやすいのですが、小径にわずかな勾配を設け、歩くだけで多彩な角度から木々を眺められる粋な配慮もハート型の敷石梅が咲いているように見える「梅花石」。今は見える「梅花石」。今は採取不可能とも相国寺・金閣寺・銀閣寺の3寺の住職を務める僧侶・有馬頼底さん書による「西風梅苑」の銘京都から運ばれた孟宗竹が立派な竹林を形成2013年3月撮影3/22㈰まで2013年3月撮影第16代 佐野藤右衛門第天保3年創業、造園業「植藤天(うえとう)」(京都市)の当(主。全国の桜を調査し、保存主活動をする「桜守(さくらも活り)」としても名高い作庭家。り世界中に日本庭園を作庭世〈植藤造園のおもな経歴〉季節の見どころ満載庭園の街 こころ〈5月〉紅白つつじ帯4月下旬から5月上旬になると約10万本の紅白つつじが開花〈4月〉藤右衛門桜オウエン苑京都・円山公園のしだれ桜も手掛けた佐野藤右衛門が、しだれ桜をはじめ、約250本のさまざまな種類の桜を植樹西風梅苑の一般公開期間/3月7日(土)~22日(日)   ※花の咲き具合で変更あり時間/9:00~17:30入園料/無料場所/安佐南区伴南5丁目問い合わせ/西広島開発㈱ ☎082(848)0156 ※土・日曜、祝日は こころ販売センター ☎082(208)1021〈バスでのアクセス〉・紙屋町バスセンターから/広電バス「西風梅苑行き」 約26分・JR横川駅から/広電バス「西風梅苑行き」 約20分2012年5月撮影2014年4月撮影

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