リビングひろしま2015年7月18日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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対処法や病気については2面へ医学博士、日本糖尿病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医 むくみとは、体内の余分な水分がうまく排出できず、たまってしまう状態のこと。「夏はむくみの原因につながる要素が多いんです。勢いよく冷たい飲み物を大量に飲んでしまい、その後、冷房の効いた部屋にいることで、知らず知らずのうちに、体の中は冷えていることがあります。血行が悪くなり、処理されるはずだった水分が体に残ったままになり、体がむくんでしまいます」と田村先生。夏のむくみには大きく7つの原因が考えられます(下表)。キンキンに冷えた事務所などが多いせいか、オフィス街にあるコンビニでは、夏場でもよくおでんが売れるとか。それだけ体が冷えている人が多いということかも。vol.65暑くても、体の中は冷えているかも水分補給は大切だが、たくさん飲んでしまうと、体が対応(処理)できる以上の水分が体に残ってしまう冷えた場所に長時間いると、体が冷え、血行が悪くなり、処理されるはずだった水分が体に残ったままになる水分と同時にミネラル(主に塩分)が体外に出て、ミネラルのバランスが悪くなる暑さで体力が落ち、運動量が減ることで、代謝が低下。下肢の筋肉のポンプ機能も落ち、体内の水分がとどまったままになる暑さで食欲が落ち、栄養バランスが崩れる。夏は野菜の摂取量も減りがちで、ミネラル不足に夜寝苦しく、睡眠リズムが崩れたり、熟睡できないため睡眠の質が落ちると、体内の水分がうまく排出されない例:冷房の効いた家から駅まで汗だくで歩き、冷房の効いた電車に乗り、その後汗をかきながら歩いて、冷房の効いた会社へ。冷やすべきか温めるべきか、体温を調節する自律神経が混乱し、乱れがちに2015年7月18日1645号次回発行は7月25日です無料発行〒730-0017 広島市中区鉄砲町5-16サンケイビル4階☎082(511)7700  082(511)7705  h-living@hliving.jpホームページ「リビングひろしま.com」 http://www.livinghiroshima.com/田村 朋子 先生広島市医師会会員みなみ内科ライフケアクリニック(南区比治山本町)院長夏は〝むくみ〞にご用心①水分の取り過ぎ …②冷房 ……………………③ 発汗 ……………………④ 体力低下・ ………… 運動不足⑤食事バランスの … 乱れ⑥ 睡眠不足 ……………⑦ 温度差変化の …… 繰り返し夏のむくみ目覚めが悪く、何となく体が〝だるおも〜〞。鏡を見たら顔がパンパン。夕方には靴下の跡がくっきりついていて、靴も入らない…なんていう経験はありませんか。夏は汗をかく季節ではありますが、体のむくみの相談が多いとか。その原因と対策法について、広島市医師会会員の田村朋子先生に聞きました。(イラスト/杉山なづきライター/上野啓子)★今号は食育・健康号…10〜11面、教えて葬祭スペシャリストたち…5〜7面、ジャースイーツにチャレンジ…12面

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