リビングひろしま2015年9月12日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
14/16

2015年9月12日(土)〈14〉悩み4 所有資産を把握しておくことも大切。資産といっても、家、土地、預貯金、有価証券などさまざま。必要があれば「遺言」などで相続分配を。 近年多いのは「空き家」。親の住んでいた家を相続し、維持管理費だけがかさむというケースも。手放す決断ができれば、地域の自治体に相談し、空き家バンクに登録するなどして、早めに整理しておきましょう。山や畑が田舎に山あるけど?あるけ資産のこと橋口貴志さん司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー、「一般社団法人 人生安心サポートセンターきらり」理事長元気なうちから備えたい老後の不安やトラブル落ち着いている時にじっくり考えておいて 直面するまでは漠然ととらえがちな「老後」。しかし、年齢と生活の変化により、現役時代には思いもよらなかったトラブルに悩まされることも。高齢者の生活や問題解決をサポートしている橋口貴志さんに、老後に起こり得る悩みとその対策について聞きました。右のA子さんのような相談はよくあるケース。まさかの場合や、死後のことなどは、つい敬遠されがち。しかし、元気なうちに落ち着いて考えて、家族で対応を共有しておきたいもの。また当人が存命中の方が手続きがスムーズで、家族に迷惑をかけずに済むことも多くあります。以下にいくつかの項目に分けて、よくある問題とその対策をまとめました。老いは誰にでも訪れるもの。参考にして、両親の今後のために、そして自身の将来のために一度考えておきましょう。【関連記事】弊社web「リビングひろしま.com」では、シリーズ「気になる数字」でセカンドライフ編を掲載中。定年退職後、毎日どうやって過ごす?、退職金の使い道は?、セカンドライフとしてどんなことがしたい? など、気になる回答が見られますよ。〈息子・娘さんからの相談例〉9月21日「敬老の日」を前に考える〈息子娘さんからの相談例〉 父が突然体調を崩し、まさかの余命半年宣告。残された時間のうちに、父や残される母が不安がないようにしておきたい、と家族で話し合いの場を設けようとしたら、兄が反対。「父がまだ生きているうちに、縁起でもない。父の死後の話などしたくない」と言います。 しかし治療のこと、葬儀のこと、死後の家や田舎に持っている山のことなど、いざという時に慌てないよう、できる準備はしておきたいのですが…。(広島市/A子さん)悩み1 老後に必要な生活費は、希望する生活レベルによっても異なるので、一概には言えません。「何歳まで生きるか分からないから、なるべく残しておかないと不安」という人もいますが、現在の平均寿命(男性約80歳、女性約87歳)にプラス10年ぐらいをめどに、公的年金にあと月々いくら補足が必要かと考えれば概算はできます。自分で計算が難しい場合は、ファイナンシャルプランナーなどに試算してもらってもいいでしょう。資金は老後の資どのくらい必要?どのくお金のこと悩み2悩み5 住み慣れた家を離れたくないという人もいれば、維持管理が大変だから住み替えたいと考える人もいます。今の家に住み続けるなら、バリアフリーリフォームをしておくのも一手。利用できる減税制度などもあるので、リフォーム会社に相談を。高齢者施設への住み替えは、人気の施設は空きがなかったり、要介護認定などの条件付きのものもあるため、早めに情報収集を。 昔は自分が死んだ後のことは、家族に任せるのが通常でした。近年は葬儀や埋葬の仕方も自分の希望を言い残せるようになりました。 葬儀については「参列者も多くないし、お金もかけたくない」と家族葬や直葬を望む人が増えています。しかし、本人の希望で家族で済ませた後に、親族や知人に責められたというケースも。後を任せる家族とも、よく話し合っておいてください。住まいは老後の住どこがいい?どこがお墓を守ってくれる人は?守って住まいのこと死後のこと悩み3悩み6 住んでいる市町村の窓口に申請し、要介護認定を受けると介護保険のサービスが利用できます。また認定度合いの切り替えが必要と感じた場合は、担当のケアマネージャーへ相談を。 認知症が進行した場合にもよくトラブルが発生します。望ましいのは判断能力があるうちに、財産管理を信頼して任せられる人と、「任意後見契約」を結んでおくことです。 体が自由に動かなくなると、日常のちょっとしたことが負担になることも。買い物は宅配を利用する、掃除は定期的に業者に依頼するなど、いろいろなサービスを上手に活用してください。 よくある相談は公的書類や手続きに関するもの。口座番号や個人情報などが記載してあるものもあるので、家族など、必ず信頼できる人に尋ねることです。や認知症に要介護やなったら?なったとしたことはちょっと誰に?誰に?健康のこと日常のこととエンディングノートを上手に活用して上記のような問題の整理に役立つのが「エンディングノート」です。書店などで数種よよのよのよよのの上上上上上上上上上上記記上上上上上上記記上上記記上上上上上上記記記記記の記のの記記のの記記記記記記記記記記記のの記記上上類販売されているので、自分に合ったタイプを探してみて。類類類類類類類類類類類類類類類類販類販類販類販類類類類 しかし、いざノートを手にしても、〝どう書いていいのか〟と、戸惑うことも。橋口さししんが勧める方法として、本人と話をしながら、家族が記入すること。現状を把握し、今後について希望を伝えたり、意識を共有することにも役立ちます。現段階では記入できききででででででない、解決できない項目も、課題として意識することで、後に答えが見つかることもあももももああああああああああもももももります。何より、思い出話なども交えながら親子でじっくり話し合う時間は、最高の親親親親の親親親親、はのののの高高の高高高の高ののののの高高高高ののののの親親親親親の親親親親親親親親のの親親高高高最最最最最最最最最最高高高最最最高高最最最最孝行。「終活」の話を切り出しにくい場合にも、ノートは良いきっかけになります。敬老老まままままりままりりまりりまままままままま老老老まままますすすすすすすすままますすすすすすすすすすすすすすすすす老老敬敬老老老老すす。敬敬敬敬敬敬敬老敬。敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬敬の日のプレゼントにしてもいいかもしれませんね。検索リビングひろしま.com頼られ、助けられる社会づくりをく お金や日常の生活に不安がなくまなるだけでは、心豊かに過ごせません。それまでに培われたスキルを生かして、社会のために役立つ喜びと安心の両方を感じられる、そんなシニアライフが実現できる世の中になればと思います。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です