リビングひろしま2016年2月13日号(電子新聞)広島で約20万部発行の地域生活情報紙
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2016年 2月 13日 1669号次回発行は2月20日です 無料 発行 〒730-0017 広島市中区鉄砲町5-16サンケイビル4階 ☎082(511)7700 082(511)7705 h-living@hliving.jp ホームページ「リビングひろしま.com」 http://www.livinghiroshima.com/ 女性の活躍に注目が集まる今。主婦に身近な広島発祥の3つの企業で商品開発や製造に携わる女性たちを取材。家事や育児とどう両立しているのか―。商品開発秘話と共に、彼女たちの思いに迫ります。共通するのは、等身大の生活者視点。あなたの眠っている才能も、仕事に生かしてみては。 (ライター/吉本智子、平原千絵子)女のホンネで勝負 ゆめタウン廿日市の「スナックキッチンmy Calbee」のオープンに合わせて開発された「かっぱえびせん かりん」。蜜がけのかっぱえびせんです。くるみんチームの案で、〝かりん〟とした食感から名付けられました。くるみんチームの〝母の愛〞で心を込めて手作業会社の努力 子育て支援のため、カルビー広島工場内に約4年前に結成された「くるみんチーム」は、今や19人に(その内、4人は育児休暇中)。土産製品や地域限定の品など、小ロットの商品製造を担当。子どもの急病時には、互いにカバーし合える体制が整っています。「スナックキッチンmy Calbee」の店づくりにもくるみんチームの声が反映昨年、ゆめタウン廿日市に誕生した「スナックキッチンmy Calbee」。同店で人気の「かっぱえびせんかりん」の開発に、子育てしながら働くカルビーのママ集団「くるみんチーム」が携わりました。ネーミングをはじめ、「いくらなら購入するか」と値段設定へのシビアな意見も。作業効率を考慮した袋の形、サイズを提案するなどパッケージデザインにもアイデアを出します。そして何を隠そう、「かっぱえびせんかりん」を実際に作っているのは彼女たちです。鍋であめを焦がさないように混ぜ、かっぱえびせんにそれを絡め、乾燥させて…という作業を何度も繰り返します。これらを手作業でするというから驚き。リーダーの栗原輝美さんは勤続23年。「会社の製品が好きだから〝やめられない〞」と印象的なフレーズでコメント。一人が休んだら、みんなでカバー。「同じ境遇の人たちに囲まれて、悩みがあってもすぐに相談でき、ストレス発散できます。その分、家に帰ると明るく子どもに接せられます」と徳永由佳さん。〝会社愛と家族愛〞がモノ作りの原点にあるようです。(前列左)リーダーの栗原輝美さん(社歴23年)3児の母「子どもが小さいときは、このおやつ、ママの会社のだよね、とうれしそうに話してくれました。働く姿をみせていきたい」(前列右)徳永由佳さん(社歴10年)2児の母「同じ悩みを持つママ同士、仕事や子育ての不安を相談できる人がいるのが心強いです」(後列右)岸本友香さん(社歴17年)3児の母「双子と長子が次々に病気になり、3週間近く欠勤になりかけたことも…。自分が不在の時も、他の人が動きやすいように考えて行動するようになりました」(後列中)須賀歩さん(社歴9年)1児の母「最初は5時間勤務でしたが、保育園にも慣れたころ、6時間勤務に変更。育児勤務者に働きやすい環境に感謝しています」(後列左)吉野万紀子さん(社歴11年)1児の母「以前は早朝の勤務もありましたが、今は日勤に。働き続けるコツは、一人で抱えず、夫と家事・育児を協力しています」開発のヒントは生活にあり女性の仕事応援かっぱえびせんかりん カルビー㈱カルビ家族みんなで家族みんなで楽しめるおやつを楽しめるおやつを「かりんの開発当初は、通常のかっぱえびせんにあめを絡めていましたが、小さなかっぱえびせんを使用することで、食感もよくなりました」とリーダーの栗原さん(左)オタフクソースと山豊で働く女性を2・3面で紹介★今号は求人スペシャル版…1〜3面、HIROSHIMAスタイル…6面、老後に安心して暮らせる住まい…8面、がん検診…9面、事務所移転のお知らせ…10面
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